分づきについて
分づき米とは、精米時にぬかと胚芽を部分的に残したお米のことをいいます。
玄米には、栄養豊富なヌカ層と胚芽がついています。その部分を7割取り除いたお米は「七分づき」、5割取り除いたお米は「五分づき」と、取り除いた割合を表します。
Nutrients and potencies
一般社団法人FOOD&HEALTH協会ククルテ
代表理事
大部 正代●公益社団法人福岡県栄養士会会長、一般社団法人日本病態栄養学会 理事、福岡県糖尿病療養指導士会会長を兼任。
■一般社団法人FOOD&HEALTH協会ククルテ
https://kukurute.org/
分づき米とは、三分づき米、五分づき米、七分づき米等の総称です。
七分づき米は、見た目・食感が白米に近く、玄米に比べ食べやすいと言われることが多いようです。そんな七分づき米の栄養価や効能を、玄米と白米とで比較しました。
人には必要不可欠で、エネルギーをつくりだし代謝を助ける働きをする栄養素に、ビタミンB₁があります。七分づき米では、白米の3倍、 玄米の60%が摂取できます。
また、食物繊維は白米の1.8倍、玄米の30%程度の摂取量となりますが、毎日食べ続けることによりコンスタントにとることができます。
お米は主成分が炭水化物ですが、たんぱく質や脂質も含まれていますので、身体にとって非常に良い栄養源と言えます。さらに、「レジスタントスターチ」という消化されにくいデンプンも含まれています。これは水溶性食物繊維、不溶性食物繊維どちらの働きも併せ持っているため、食べ過ぎや急激な血糖値の上昇を防ぎます。さらに、腸内環境を整える働きがあることや、腹持ちがよいこともわかってきました。
是非この機会に七分づき米を試していただき健康を感じてください。